【オーストラリア永住シリーズ(全3話)】
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私の海外生活まとめ(ワーホリ・留学・英語・永住まで)
いよいよ、オーストラリアで永住権を本気で目指すことになる「最終章」を書こうと思います。
ここまで読んでくださった方は、すでに私の怒涛の体験(IT絶望→アカウンティング転校→さらに絶望)をご存じだと思います。
前回の続きはこちら👇
👉 当時30代で、オーストラリアの永住権を目指そうと思うまでになった話(Part2)
やっとの思いで大学生活も最終章へ
専門学校入学から数えると、すでに4〜5年。
とても長い時間が流れていました。
私は、永住権のことはいったん横に置き、
「大学だけは絶対に卒業する」
という目標に気持ちを切り替えていました。
残っている単位は5つ。
最後の学期でまとめて取ることもできましたが、私はあえて
- 1学期目:2単位
- 2学期目:3単位
と、時間をかけてコツコツ進めていきました。
少しでも長くオーストラリアに滞在していたかった、という気持ちもありました。
卒業式の日が近づき、家族を招待
そしてついに、卒業式の日が近づいてきました。
自分が本当に「海外の大学を卒業できる」のか、最後の最後まで信じられませんでした。
でも、ここまで迷惑をかけ続けてきた両親を日本から呼んで、
一緒に卒業式に出てもらうことにしました。
頑張ってきてよかったな…と少し感傷的になりながら、最終準備をしていました。
そんな中、ある日突然、信じられないニュースが飛び込んできたのです。
奇跡が起きた——アカウンティングが需要職業リストに復活!
卒業式の当日か、前日だったか……(記憶が曖昧ですが)
クラスメートが息を切らしながら、私のところに走ってきました。
「ねえ!アカウンティング、また需要ある職業リストに戻ったよ!」
え?
え??
えええーーーーーー!?!?
奇跡おきた。
あの地獄のような「リストから削除」が再び覆されたのです。
アカウンティングがリストに復活したということは、
- 需要職業ポイント+20点
- 永住権申請に必要な点数を再びクリアできる
- しかも私はちょうど卒業タイミング
永住権申請のチャンスが完全に戻ってきた瞬間でした。
全身の血が一気に熱くなるような感覚だったのを覚えています。
永住権申請のタイミングは「卒業から半年以内」
オーストラリアの独立永住ビザ(Skilled Independent Visa)は、
大学卒業から半年以内
という期限があります。
もし、あのとき「急いで卒業して日本に帰っていたら」…
絶対に間に合っていなかった。
永住権申請はできなかった。
そう思うと、人との出会いやタイミングの流れに、
本当に守られていたような気がします。
永住権申請に必要なこと①:IELTS 6.0以上を取る
永住権申請に必要な英語レベルは、
- リスニング
- リーディング
- ライティング
- スピーキング
すべてがIELTS 6.0以上であること。
1つでも6.0に足りなければ、再受験。
英語の試験なのに受験料は高額で、
不合格 → 再受験 → 不合格 → 再受験 …
このループに入る人もたくさんいました。
私は資金が限界に近かったので、
絶対に一発で決めるしかない。
緊張で震えながら受験しましたが……
結果はギリギリ、
全セクション 6.0 クリア。
もう、泣きそうでした。
永住権申請に必要なこと②:すべての書類を自力で揃える
当時の私は、ほぼ貯金が底をついていました。
普通なら:
- 移民エージェント
- ビザ専門弁護士
などに依頼するのですが、費用がかなり高い。
私は、自分の力でやるしかありませんでした。
しかも永住権申請の書類は、超絶に細かい。
- 大学の成績証明書
- 卒業証明書
- 日本から取り寄せる戸籍系書類
- 英語翻訳
- 英文の職務経歴書
- 無犯罪証明書
- 健康診断
これを1人で集め、英語で仕上げるのは本当に大変でした。
でも、私はなぜかずっと心の底では、
「私は永住権を取るんだ」
と信じていました。
根拠なんてなかったけど、確信だけはなぜかあった。
今振り返ると、
信じる力って本当にすごいんだなと思います。
そして——永住権取得。
どれだけ時間が経ったか、細かいことは覚えていません。
でも、ある日移民局からメールが届きました。
震える手で開くと——
「Your visa has been granted.」
永住権がおりました。
あの瞬間のことは、一生忘れません。
叫びたいくらい嬉しかったし、泣けました。
私の人生の一つの大きなゴールであり、
同時に新しいスタートでもありました。
今は日本にいるけれど、あの経験は一生の宝物
その後、家族の事情と自分の体調のことがあり、
いまは日本にいます。
でも、オーストラリアで過ごした4〜5年、
永住権取得までのあの怒涛の日々は、
私の人生の中で、かけがえのない経験になりました。
あの時期に出会った人たち、
あの時期にしか味わえなかった情熱、
あの時期だからこそ頑張れたこと。
すべてが宝物です。
もしあなたが今、留学・移住・英語で悩んでいるなら
私は、永住権を最初から狙っていたわけではありません。
30代の派遣社員だった私が、
ある“営業電話”から始まって、
ここまで人生が変わりました。
人の人生って、いつどこで変わるかわからない。
「無理」と思っていたことが、実は「無理じゃなかった」ということもある。
私の経験が、誰かの背中を少しでも押せたら嬉しいです。
質問があれば、気軽にメッセージくださいね。
最近の永住権の条件などをはわかりませんですけどね。
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▼ 前回(Part2)はこちら
Part2:IT絶望→会計学へ転校し、それでも永住を諦めなかった理由
▼ 海外生活の総まとめ記事はこちら
📘 英語試験(IELTS)がつらかったあの頃の私へ。
永住権に必要な英語条件を満たすため、何度も壁にぶつかっていました。
あの時に “毎日話せる環境” があれば、確実に早く伸びていたと思います。
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