【完結】当時30代で、オーストラリアの永住権を目指そうと思うまでになった話 - 50代から始めるオンライン英会話

【完結】当時30代で、オーストラリアの永住権を目指そうと思うまでになった話 

物語

今日は、オーストラリアの永住権を取ろうと思った時の話の続きを書こうと思う。

ちなみに話はこちらの続きです↓

オーストラリアの専門学校生活

専門学校のコースはITコース(インフォメーションテクノロジー)ってやつですよ。

専門学校の学生は大体留学生で、オーストラリアの生徒は2割ほどしかいなかった。

私が仲良くなったのは、

  • チャイニーズインドネシア人
  • ネパール人
  • 幼い頃に移住してきた香港人
  • 中国人

幼い頃に移住してオーストラリア国籍の香港人以外は、永住権狙い。

【環境が人を変える】とは、まさにこと事か!と言わんばかりに、休み時間の間も

どこの大学行く??

大学??全然考えてない

僕は〇〇。永住権に必要な点数何点だっけ??

今は、115だっけ?120に上がるかもね?

毎日このような会話が繰り広げられるわけですよ。

彼らは自国のパスポートがあまりにも無力で、まずは永住権をとりその後に市民権までとってオーストラリかパスポートまで取ろうとしていました。

 

haruは、帰るの?あ、日本人だし日本パスポート強いもんね!

強いってどうゆうこと??って私は思ったのですが、

日本のパスポート持ってると、どこにでも行けるから良いよね!

あ、そうゆう視点で考えたことなかったー

彼らの国のパスポートは行ける国が限られているらしい。

だから日本みたいなワーキングホリディービザとか取れたり、ほぼどこの国でも観光に行けることが羨ましいと言われました。

漠然とオーストラリアに長めにいたい!ぐらいにしか思ってなかった私。

市民権は別にいらないだろうけど、永住権はとりあえず取れば?帰るにしても永住権取得後、オーストラリアの普通の会社働いた経験があった方が良くない?

こんな感じの会話を毎日いろんな人とくりかえず間に、私も市民権まではいらないけど、

永住権が欲しい!

自然に目指すようになっていきました。

 

この時点で、永住権を取ろうと思う気持ち 95%
私も卒業後は、ITコースのあるオーストラリアの大学に行こうと決意します。

30代でオーストラリアにある大学のITコースに編入

まさか、自分が海外の大学に入ることになるとは夢にも思ってなかった。

別に試験というのはなく、専門学校でとった単位がexemption(免除)という形で大学で単位を取らなきゃいけない数が減ります。

大学に最初から通うよりも専門学校から編入した方が、シンプルにお金の節約になるんですよ。

最初から大学に入学する受験料がバカ高い英語の試験のIELTSは絶対必須だったろうし。

専門学校はなんとか卒業しましたが、大学は本当に私とっては難しい。

私が入ったITコースでは、プログラミングのJavaとかコードどころかセオリーさえわからない。

全然ついていけなくて、単位を落としたりしていました。

私、卒業できる??めっちゃ不安な毎日でした。

 

突然の永住権のルールが変わる

 

そんな中、センセーショナルな情報が飛び込んできました。

Demand job list からITが削除されるらしいよ

えー!!!!!

Demand job list 需要のある職業リストのことである。

なんで驚いているかというと永住権をとるために必要な点数が足りなくなるからだ。

今勉強しているIT(インフォメーションテクノロジー)は需要のある職業リストに入っており、ITに関わる職業に就くという前提でITの学位を取った人が20点もらえるのだ。

Demand job list からITが削除されるらしいよ

って言葉は、

 

20点もらえなくなるから、このままITを勉強し続けても永住権申請できなくなるよ。

って言われたのと一緒なのだ!

 

私が目指す永住権は、申請するために必要な点数を集めなければいけない。

その必要な点数は私が滞在してた間にもコロコロ変わっていた。

  • 110点
  • 115点
  • 120点

移民局が都度変更するんです。

オーストラリア移民局のリンク 私が取ったビザ

自分が申請する時期(大学卒業から6ヶ月以内)の申請ポイントに合わせて申請しなければならなかった。

ともかく必要な点数を集めなければ、永住権を申請することすらできない。

オーストラリアの独立ビザと言われる永住権を申請するのに必要な点数の内訳

(15年前の記憶なので、曖昧なところはごめんなさい)

オーストラリアの大学卒業 60点
申請時の年齢 当時

  • 20代は30点
  • 30−34歳は25点
  • 35-39歳は20点
  • 40-44歳は15点
30点〜15点
需要のある職業リストにある職業になり勉強しているか 20点
英語の試験アイエルツ(IETLS) ポイント6以上 15点
日本の4年制の大学卒業 5点

 

 

確か英語の試験アイエルツ(IETLS)でもっと8ポイントとか良い点とったら20点だったような気がします。

需要のある職業リストのポイント(20点)は確実にもらわなければ、私は申請さえできないのだ。

だから大事件なのである。

クラスメートの大半は20代だったのでただでさえ、私より10ポイント高いし英語力も高い。

あーどうしよう。

つまりは専門学校で2年間大学編入して1年合計3年時間を費やしているのに、永住権に申請さえできない??!

最初から永住権狙いだった他の国の人たちほどではないが、2年ぐらいかけてジワジワもう永住権が取れる私をイメージしてたのに。。。。。

どうする私?!

 

この時点で、永住権に申請さえできなくった絶望感 100%

 

その時大学では、2学期がすでに終えて2週間ぐらいの休みに入り、来週から3学期が始まるというタイミングだった。

3学期分のお金は、まだ振り込んでいないなかった。

その時点での私の選択肢

  • 卒業しても永住権に申請できないなら大学辞めて日本に帰る
  • 永住権取れなくても大学は卒業する
  • 大学はやめて、もう少しただオーストラリアに滞在するために学費の安い学校に移る

こんな状態の中、いぜ通ってた専門学校で出会った中国人クラスメートのAちゃんとバスでばったりあった。

あ、久しぶり〜元気??元気なさそうだけど

ちょっと落ち込んでる。ITが需要ある職業リストから外れちゃって点数足りないから永住権に申請できなくなったちゃたー

え、それ大変!!どうするの?なんか方法はないの?あ、アカウティング(会計学)は需要ある職業リストに入ってるよ、コース変えれば??

え、でもアカウンティング嫌いだし。うちの大学アカウンティングのコースないし、..来週からIT授業始まっちゃうし

永住権申請したいの?したくないの?したいならもう急がないと、悩んでる暇ないよ、あ、待って、インドネシアのYちゃんが使ってたインドネシアのエージェントのCさんめちゃ親切だよ。その人に相談してみなよ

私次降りるから、Yちゃんにメールしとくね。バイバーイ good luck!

 

このように、鬼のようにして早口でアドバイスをくれて、さわやかに去っていきました。

その1時間後ぐらいにYちゃんから電話あり、

Aちゃんから聞いたけど、アカウンティングのコースに変更したいんだって? エージェントのCさんに伝えておいたよ。

今日の夕方に電話くると思うから!!

 

えー、早!

ありがとう。

 

〇〇エージェントのCと申します。Yちゃんから大体話は聞いてます。

今のITの大学にお金は払ってないなら、別のアカウンティングのある大学に編入できるかもしれません。その大学はもう3学期が今週から始まってるけど、2週目からなら編入できるかも、今からこのまま進めていい??

え、あ、ありがとうございます。

ではよろしくお願いします。

 

では、早速、大学側に交渉しますね!

えー、早くないか?!

すごい、スピーディー。こんなに速攻で動いてくれるんだ。

もう、あーどうしようって考える間も無く

  • バスの中で偶然再会した元クラスメートのAちゃん
  • 同じく元クラスメートのYちゃん
  • スーパー行動早いインドネシアのエージェントCさん

この3人のスーパー連携プレイにより、大学の転校は決まりました。

転校先の大学の授業始まる

先週まで、絶望的になっていた永住権申請。

それが、一回ダメになりかけたことで、絶対永住権取るぞっという気持ちになっていた。

この時点で、永住権が欲しい気持ち 150%

あーまた始めっから大学生活やり直しか!

しかし、ITの大学で無駄に1年に通っていた時に取っていた単位が何教科か認められ全科目を取らなくても良いことになりました。

つまりお金節約して、早く卒業できるということです。

でも、嫌いな嫌いな、アカウンティング(会計学)の授業大丈夫か?!

しかも3学期の1週目は終わっている。

私は、2週目から突然に授業に参加することになるのでついていけるかめちゃめちゃ不安でした。

 

初日学校に恐る恐る行ってみると。。。。

留学生がめちゃくちゃ多い。

やっぱりみんな永住権狙いなのね!

現地の学生なんて1割ぐらいしかいない。

  •  インド人
  •  ネパール人
  •  台湾人
  •  インドネシア人
  •  タイ人
  •  イギリス人
  •  韓国人
  •  オーストラリア人
  •  カンボジア人

国際色豊かなクラスだった。

そこに見つけた日本人20代後半の女の子1人。

しかも、前に行った専門学校で私とは別のアカウンティング(会計)コースにいた女の子で顔見知りだった。

日本人の女の子のおかげて少し緊張が取れた。

毎回出される課題&テストはめちゃくちゃ難しかったが、クラスメートや専門学校時代元とクラスメート(ほぼネイティブスピーカー)のヘルプもあって、なんとかこなしていけた。

そしてまた、事件が起きた!!

 

アカウンティング(会計)も需要職業リストから外れるって

 

えーーーデジャブ??

どうする私??

悪夢ふたたび

 

あんなに頑張っていたのに、せっかくITコースからアカウンティングに変えたのにまた、アカウンティングの職業が需要のある職業リストから外された!

えーまた??

もうこれは、絶望か!だって需要ある職業リスト加点がないと私の永住権の申請はもう無理だ!

アカウンティング(会計)が需要ある職業リストから外された時点で、

年齢ポイントが少なめの30代以降の人は永住権申請は絶望的となった。

 

どうする私?

この時点の選択肢はこちら                                    
・永住権も申請もこれ以上学費を払い続けるのはきついので辞めて日本に帰る

・永住権申請はとりあえず置いといて、せっかくなので大学卒業を目指す

・ここからまたその時職業リスト乗っていた職業になるための勉強にシストチェンジ(辛い)

・もう少し長くいたいため大学より安い学校に転校する

 

私が選択したのは、

 

・永住権申請はとりあえず置いといて、せっかくなので大学卒業をひとまず選択

 

この時点で残ってる単位は5単位

つまり5教科勉強してテストで合格基準を満たさないと卒業できない。

最後の1学期で頑張れば5単位を選択することもできる。

でも少しでも長くオーストラリアに滞在したかった私は、2単位(2科目)と3単位(3科目)に分けて時間かけて学んで卒業を目指すことにした。

 

・永住権申請はとりあえず置いといて、なるべく長くオーストラリアに滞在するために2学期に分けてゆっくり卒業を目指す!

 

やっとの思いで卒業式、奇跡が起きた!

専門学校に入学したあの日から何だかんだ、4年から5年ぐらい経過していますが、いよいよ卒業の日がやってきます。

私が、海外の大学を卒業する??そんな日が来るとは思っていなかった。

いっぱい迷惑かけ続けてきた両親も日本から呼んで、出席してもらうことができました。

色々他の感動話もあるのですが、気になるのは永住権どうなったのか??

実は卒業式当日か前の日に(記憶曖昧)オーストラリアの移民局のルールが変わって

需要ある職業リストに

私が勉強してきたアカウンティングが大復活!!

奇跡起きた!!

要するにですよ。

永住権を申請するポイントをもらうことができるので、永住権を申請することができるんですよ!

永住権を申請できる期間は大学卒業から半年以内。

もし卒業を急いでもうすでに日本に帰っていたら、永住権申請に時間の猶予がなさすぎて間に合わなかったと思います。

永住権申請のためには

  • IETLSという英語の試験を受けてリスニング、リーティング、ライティング、スピーキングで全部でレベル6以上取らなければいけない。
  • 試験を受けても、レベル6以上取れなかったら再度試験を受けなければならない。
  • 申請に必要な書類を日本から取り寄せなければいけない。

資金がそこを尽きていた私は移民エージェントや弁護士やあらゆる有識者に頼らず、自分で全部書類などを集めて自分で申請しました。

永住権という大事なビザの申請、慎重な人は何かしらのエージェントを通していました。

今考えても、よく自分でやったなあと思います。

なんでかというと

根底ではどこかで永住権を自分が取れると思い込んでいた。

なんか信じてたんですよね。

信じるパワーってすごいですよ。

なんだかんだで無事に私はオーストラリアの永住権を取ることができました。

自分の体の調子と家族の事情から今は日本にいますがとても良い経験になりました。

色々省略した部分もありますが、もし何か質問等がありましたら下記のフォームで受け付けますので気軽に質問してくださいね!

永住権取得に関する質問受付フォーム

 

 

 

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