英検を受けてみようと思ったら、「英検S-CBT」という名前を見つけた。従来型と、何が違うの?
そんな疑問を持つ方も、多いと思います。
この記事では、日本英語検定協会の公式サイト(2026年11月2日確認)をもとに、英検S-CBTと、従来型の英検(本会場)の違いを、整理します。
私自身の受験体験談ではなく、公式情報の整理です。日程や検定料は、変わることがあります。申し込む前に、必ず公式サイトで確認してください。
先に結論
- 英検S-CBTは、コンピューターで受ける英検です。従来型と同じ級・資格・英検CSEスコアが取れます(公式の案内)
- 従来型は、一次試験と二次試験の、2日間。S-CBTは、スピーキングも含めて、1日で完結します
- 従来型は年3回。S-CBTは、原則、毎週土日に実施されます(級や地域によっては、毎週ではありません)
- S-CBTは、準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級のみ。1級・4級・5級は、従来型で受けます
- 検定料は、S-CBTのほうが、各級で少し高めです(2026年度、個人申込・本会場の従来型と比べた場合)
英検S-CBTと従来型の違い(一覧)
公式サイトの案内をもとに、表にまとめました。
| 比べるところ | 英検S-CBT | 英検(従来型・本会場) |
|---|---|---|
| 受け方 | コンピューター(PC画面)で受験 | 紙の試験と、面接 |
| 試験の日数 | 1日で、4技能(スピーキング・リスニング・リーディング・ライティング) | 一次試験と二次試験の、2日間 |
| 実施の回数 | 原則、毎週土日(一部エリアは平日も) | 年3回(第1回・第2回・第3回) |
| 実施する級 | 準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級 | 1級〜5級 |
| スピーキング | ヘッドセットを付けて、解答を録音する「吹込み式」 | 面接形式のスピーキングテスト(二次試験) |
| ライティング | 筆記型(手書き)か、タイピング型を、申込のときに選ぶ | 一次試験の中で実施 |
| 同じ級の受験回数 | 同一の検定回で、同じ級を最大3回まで | (公式ページに記載なし) |
| 問題の内容・難易度 | 従来型と変わらない | ― |
| 級の認定・スコア | 従来型と同じ扱い(英検CSEスコアも同じ) | ― |
公式サイトには、「問題形式や難易度、級認定、合格証明書発行、英検CSEスコア取得等はすべて同じ」と書かれています。
検定料の違い(2026年度)
公式サイトには、2026年度の検定料は、2025年度より、一律100円引き下げた、と書かれています。
| 級 | 英検S-CBT(税込) | 英検・従来型(個人申込・本会場、税込) |
|---|---|---|
| 準1級 | 10,500円 | 10,400円 |
| 2級 | 9,600円 | 9,000円 |
| 準2級プラス | 9,200円 | 8,600円 |
| 準2級 | 9,000円 | 8,400円 |
| 3級 | 7,700円 | 6,800円 |
一次試験免除者も、同じ金額です。
S-CBTは、各級で、従来型より、600円〜900円ほど高い、という見え方になります(準1級は100円差)。
ただし、S-CBTは、一次試験と二次試験の、2回分の会場へ行かなくても、1日で終わります。交通費などが、おさえられる場合もあります。(これは、公式サイトの「交通費や宿泊費等も節約できます」という案内を、もとにしています。)
日程の違い
従来型(2026年度 第3回)
公式サイト(個人申込のページ)には、次のように書かれています。
- 申込受付期間: 2026年10月30日(金)〜12月14日(月)
- コンビニ申込と、ネット申込のコンビニ・郵便局支払いは、12月11日(金)締切
- 一次試験: 2027年1月24日(日)
- 二次試験: A日程が2月28日(日)、B日程が3月7日(日)
二次試験のA日程・B日程は、年齢で決まります。満21歳以上(2005年4月1日以前生まれ)は、A日程です。
英検S-CBT
公式サイトには、2026年度 第3回の12月実施分と1月実施分の、スケジュールが載っています。
- 12月実施分は、12月2日〜6日、12月7日〜13日、12月14日〜20日、のように、1週間ごとの区切りで申し込む
- 申込締切は、実施期間より、1か月ほど前(たとえば、12月14日〜20日の分は、コンビニ・郵便局ATM支払いが11月7日23:59、クレジットカード支払いが11月11日10:00)
- 受験会場、日付、時間は、申込のときに選ぶ
申込締切は、実施期間ごとに違うため、最新の「試験日程・申込締切」で、確認してください。
試験時間と当日の流れ
S-CBTの試験時間
公式サイトの「技能別内訳」には、次のように書かれています。
| 級 | スピーキング | リスニング | リーディング・ライティング | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 準1級 | 15分 | 30分 | 90分 | 135分 |
| 2級 | 15分 | 25分 | 85分 | 125分 |
| 準2級プラス | 15分 | 25分 | 85分 | 125分 |
| 準2級 | 15分 | 25分 | 80分 | 120分 |
| 3級 | 15分 | 25分 | 65分 | 105分 |
合計時間は、目安です。試験の進行状況により、変わります。
従来型の試験時間(2級の場合)
公式サイトの2級のページには、一次試験が、リーディング・ライティング85分、リスニング約25分、二次試験が、英語での面接約7分、と書かれています。
S-CBTは、スピーキングの15分も含めて、1日で全部を受ける、というところが大きな違いです。
当日の持ち物(S-CBT)
公式サイトの「試験当日の携行品」には、次のように書かれています。(2026年4月実施分以降の変更を反映したページです)
- 受験票: 「受験者マイページ」からダウンロードして、A4サイズで印刷する(モノクロ・カラーどちらでも可)。スマートフォンの画面での提示は、無効
- 顔写真付き身分証明書: 有効期限内の、原本。運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、社員証など
- 顔写真が付いていない証明書、名刺、会員カード類、定期券、住民票は、不可
- 受験票と顔写真付き身分証明書の、どちらも持っていないと、受験は認められない
申し込みのときには、顔写真(証明写真)のデータを、登録する必要があります。6か月以内に撮影したカラーの写真で、縦横の比率が4:3など、細かい条件があります。公式の「お申し込み前の確認事項」で、確認してください。
結果の見方と、一次試験免除
公式サイトの「試験結果」には、次のように書かれています。
- 結果は、「受験者マイページ」で確認する。マイページを見るには、生涯学習アカウントの登録・ログインが必要
- 従来型と同じく、リーディング・リスニング・ライティングの3技能の合計スコアで、一次試験の合否を判定する
- スピーキングのスコアで、二次試験の合否を判定する
- 一次試験の合否に関わらず、すべての受験者が、1日で4技能を受験して、4技能のスコアが取れる
また、一次試験に合格して、二次試験に不合格だった方は、「一次試験免除」の資格が付きます。次回以降は、スピーキングテストだけを、S-CBTで受けることもできます。従来型、S-CBTのどちらで取った免除資格でも、使えます。
50代の私が、考えた、選び方の目安
ここからは、公式の案内ではなく、私が考えた、選び方の目安です。
| こんなとき | 考え方 |
|---|---|
| 平日や、日程が不規則で、受験日を選びたい | 毎週、受験日を選べるS-CBTを考える |
| 面接官の前で話すのが、緊張しそう | 録音式のS-CBTを考える。ただし、パソコンの操作(マウスなど)が必要 |
| パソコン操作が不安 | 体験版で、試してから決める |
| 費用を、少しでもおさえたい | 従来型の検定料のほうが、各級で低い |
| 1級・4級・5級を受けたい | S-CBTでは受けられないため、従来型 |
S-CBTには、公式の「体験版」があります。受験前に、画面の見え方や、操作を確認できるため、パソコンに慣れていない方は、一度、見ておくと安心です。
どちらを選んでも、同じ「英検」の級として、扱われます。あせらずに、ご自分に合う受け方で、大丈夫です。
英検とTOEICの違いや、申込については、英検とTOEIC、50代はどちらから受ける?違いと申込のしかたを公式情報で確認で、整理しています。
よくある質問
英検S-CBTと従来型は、合格したときの価値が違いますか?
公式サイトには、英検S-CBTは、従来型と同等の級・資格・英検CSEスコアを取得できる、と書かれています。問題の内容や難易度、級の認定、合格証明書の発行も、同じです。
英検S-CBTでは、1級や4級・5級は受けられますか?
いいえ。公式サイトには、実施級は、準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級で、1級・4級・5級は、従来型で受験する、と書かれています。
英検S-CBTと従来型は、両方申し込めますか?
公式サイトには、英検(従来型)との併願も可能、と書かれています。同じ検定回で、同じ級を、S-CBTでは最大3回まで受験できます。
あわせて読みたい関連記事
- 英検とTOEIC、50代はどちらから受ける?違いと申込のしかたを公式情報で確認
- 50代からのシャドーイング|1日10分のやり方と続けるコツ
- オンライン英会話の予習・復習ノートの作り方|5分でできるやり方
- 教育訓練給付制度で、英語の講座の費用は戻る?50代が知っておきたい対象・給付率・手続きを公式情報で確認
- お金をかけずに英語を始める|NHK語学講座とNHKゴガクアプリの使い方を公式情報で確認
まとめ|日程と、受け方の好みで、選ぼう
英検S-CBTは、コンピューターで受ける英検で、従来型と同じ級・スコアが取れます。
- 従来型は、一次試験と二次試験の、2日間。年3回
- S-CBTは、1日で完結して、原則、毎週土日に受けられる
- S-CBTは、準1級〜3級のみ。検定料は、従来型より、少し高め
- どちらも、顔写真付き身分証明書の原本など、当日の本人確認が必要
受験日が合わない、面接が苦手、という方は、S-CBTを。費用をおさえたい、1級・4級・5級を受けたい、という方は、従来型を。まずは、公式サイトで、次の日程を確認してみてください。
参考にした公式情報
- 日本英語検定協会「英検S-CBTについて」: https://www.eiken.or.jp/s-cbt/about/
- 日本英語検定協会「英検S-CBT 検定料」: https://www.eiken.or.jp/s-cbt/administration/fees/
- 日本英語検定協会「英検S-CBT 試験時間」: https://www.eiken.or.jp/s-cbt/administration/times/
- 日本英語検定協会「英検S-CBT 試験当日の携行品」: https://www.eiken.or.jp/s-cbt/administration/carryingItems/
- 日本英語検定協会「英検S-CBT 試験結果」: https://www.eiken.or.jp/s-cbt/result/
- 日本英語検定協会「試験日程・会場・検定料(個人でお申し込みを検討している方)」: https://www.eiken.or.jp/eiken/schedule/examinee/03/
- 日本英語検定協会「2級の過去問・試験内容」: https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/
(2026年11月2日に確認した内容です。日程や検定料は、変わることがあります。)


コメント