リスニングの音声を聞いて「分かったつもり」でも、声に出そうとすると口が止まる。50代で英語をやり直す中で、私はそんな場面に何度も気づきました。そこで始めたのが、音声の少し後を追って声に出すシャドーイングです。
以前はニュース英語に挑戦し、難しすぎて3日でやめかけました。今は短く、内容が分かる音声を選び、発音の完璧さより「どこが聞き取れないか」を確かめる練習にしています。
50代でもできる10分のシャドーイング手順
- 1分・音声確認:短い音声を一度聞き、話題と大まかな意味をつかむ。
- 2分・スクリプト確認:英文と意味を確認し、知らない単語や音のつながりを一つだけ見る。
- 3分・オーバーラッピング:スクリプトを見ながら音声と同時に声に出す。追いつかない文は短く区切る。
- 3分・シャドーイング:文字を見ずに音声の少し後を追う。止まった箇所は無理に進めず、必要なら文字に戻る。
- 1分・振り返り:聞き取れなかった箇所、言いにくかった箇所を一つだけメモする。
毎回この順番を完璧に行う必要はありません。私も以前は手順を全部こなそうとして続きませんでした。まずは「聞く→文字を見て一緒に言う→文字を見ずに言う」の流れを短く試します。
教材は「意味が分かり、声に出せる」ものから
私には、ネイティブキャンプのレッスンで使った教材音声、初級者向けの短い動画、好きな曲などが取り組みやすい教材でした。目安は、スクリプトを確認した後に内容を理解でき、短い一文なら音声に合わせて口を動かせることです。
スクリプトを読んでも意味がほとんど分からない、音声を何度聞いても一文を追えない、何度も止まって練習が苦痛になる場合は、教材が難しすぎるかもしれません。短い音声や知っている内容に替え、オーバーラッピングだけにする日があっても大丈夫です。
以前は難しいニュースに挑戦して1文もついていけず、3日でやめかけました。教材を易しくしたら、練習の目的を「全部まねる」から「聞こえなかった音に気づく」に変えられました。BTSの曲で音のつながりを見た体験は、Dynamiteでリンキングとリダクションを学んだ記事にもまとめています。
5分しか取れない日の短縮版
- 1分:短い音声を聞く
- 1分:スクリプトで意味を確認する
- 2分:文字を見ながら音声に合わせて言う
- 1分:文字を見ずに一度試し、気づいた点を一つ残す
時間がない日はこの程度で切り上げます。できなかった分を翌日に上乗せしません。
毎日できなくても、戻って続ける
私は、毎日30分を目標にした時期に、気合を入れすぎて2週間ほどでやめてしまいました。今は「10分できる日にやる」「間が空いたら短い教材から戻る」と考えています。毎日できるかどうかを基準にせず、練習に戻れる形を作るほうが、自分には合っていました。
シャドーイングが合わないと感じるとき
音声を追うことに集中しすぎて意味が分からない、声に出すのが負担になる、同じ音声を繰り返すことが苦痛に感じる場合は、いったん休んだり、スクリプトを見ながらの音読・オーバーラッピングに切り替えたりします。無理に続けるより、目的に合わせて方法を変えて構いません。
発音をそっくりにするより、聞き取りの練習として始めるなら、まずは音声と文字を照らし合わせ、「どこで音がつながったか」「どの単語の境目が分からなかったか」を一つ見つけます。発音そのものを練習したい方は、英語の音のつながりを確認する記事やリスニングと英文を照らし合わせる記事も参考にしてください。
2〜3か月続けて感じた変化
私の場合、2〜3か月ほど続ける中で、レッスン中に講師の話す速さについていける瞬間が少し増えたように感じました。すべて聞き取れるようになったわけではありませんが、以前なら聞き流していた音のつながりに気づくことがありました。これは私自身の実感で、変化の時期や感じ方には個人差があります。
まとめ|聞き取りたい短い音声から始める
シャドーイングは、難しい教材を長時間続ける必要はありません。意味が分かる短い音声を選び、10分の手順を目安に、できない日は5分版やオーバーラッピングに切り替えます。私にとっては、聞こえたつもりの箇所に気づけたことが大きな収穫でした。


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